2023年4月17日月曜日

テント生活、なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せなのかもしれない。

  ぼくにこんな趣向があったとは、自分でもちょっと驚いている。

 ほんわか、ぽかぽか、まったりと平和なのだ。殺風景なテントがちょっとだけ穏やかになったのが、ちょっと照れくさいけど、ちょっとだけうれしい。

 カレンダーをお金を払って買ったのは56年の人生で初。かなり気に入っている。

 2か月に一枚、このカレンダーにはあと5枚のイラストが添えられているが、先にイラストを見るのがもったいなくて我慢して見ないようにしている。そんな小さな楽しみがうれしかったりもする。

 小さな楽しみ繫がり、こちらは小さなほほ笑みに誘われる。

 この安心しきって寝ている様をながめていると、ぼくは頑張らなくてはいけないと思うのだ。

『なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ、なるべくたくさん集めようそんな気持ちわかるでしょう』THEBLUEHEARTS  情熱の薔薇


2023年1月3日火曜日

豚万と台湾粽

 とくべつに旨いわけでもない。かといって当然ではあるが不味いわけでもない。だったらどうでもいいかというとそういうわけではない。

 山水亭の台湾粽(たいわんちまき)と豚万。月に一度くらい食べたくなるのだ。



台湾粽は横に添えてある赤いタレを付けて食べる。とっても辛いのでちょっとだけ。粽をほぐすと豚肉、シイタケ、栗がゴロっと姿を現す。特に一粒まるごとのむき栗は甘くてとてもうまい。


 不格好ではあるが手作り感満載の豚万。これは酢醤油と辛子で食う。餡にはニンニクが刻み込まれれており、なかなかのパンチを利かせている。

 山水亭はもともとラーメン屋であるが僕は最近ここでラーメンは食べずに、台湾粽と豚万を一個ずつ注文する。


 冒頭に、「とくべつに旨いわけでもない。かといって当然ではあるが不味いわけでもない。だったらどうでもいいかというとそういうわけではない」とかいたが、この食い物を欲する衝動がどこから生まれてくるのかブログを書き終えるまで考えつかなかった。

2023年1月1日日曜日

2023 元旦

 新年あけましておめでとうございます。今年もボチボチと更新していきますのでよろしくお願いいたします。

 元旦と言えば初詣、初詣と言えばお御籤なわけで今年も籤運の強さは健在なようで引きあてた籤は大吉、幸先の良い新年のスタートではありましたが、設営したばかりのテントにタバコの火で穴をあけてしまい”なるべく小さな幸せっと、なるべき小さな不幸せ”を感じたといういたって平和な元日です。

 2023もまずまずのすべりだしです。仕事があり、健康で、日々自然を感じながらの生活、特に不自由もなく、笑うことができ、人の優しさを感じながら生きています。後に振り返ればこんなことが幸せなのかもしれません。こんなことを幸せと感じられる歳になったということなのでしょう。これは多分良いことだと思います。


 だらけ切っている正月休みは朝飯も食わずにだらだらと過ごし、今年初めて口にしたものは木山食堂の正月気分を味わえる料理。








 この休みで多分3kgは太る。
 
 食事を済ませテントに帰れば、単車のエンジン音を聞きつけたニャーが遠くから走り寄ってくる。可愛いやつだ。こいつもよりによってテント猫にならずともよかったものの、とぼくは思うのだ。








 こんな寝顔を見るとこんなところでよければ何時までいてもいいよって気持ちになる。動物って不思議なもんだ。

 安心して気ままにすごせているのなら何よりなのだ。

2022年12月31日土曜日

年越しそば

 2022の最後に口にしたものは年越しそば。最近めっきりご無沙汰している木山食堂で食べた。ダイエットのため足が遠のいていたぼくに「大晦日は年越しそば食べにおいで」と連絡をくれていたのだ。


気分的に2022もこれで納まった。

わらいがお

 とっておきのクズが集まる場末の酒場のカウンターにカメラを置いておいたら、誰ともなく勝手に撮影会が始まった。いつもはスマホのカメラでしか写真を撮らない彼女たちはミラーレスの連写でシャッターを切り撮るわ撮るわ。まっ、はしゃぎながらシャッターを切っているのでまともな写真が写ってはいないだろうと思っていたのだが、案の定まともに写っている写真200枚中数10枚。それでも楽しそうな雰囲気は伝わってくるのでひとりモニター越しに写真を見ながらニンマリとしてながめていたが、せっかくだからupしておく。





















2022もわらいがおで見送られていきそうです。よし良し。

2022年12月30日金曜日

耳のカット、”さくらねこ”と呼ぶらしい。

 冬期休暇1日目である。台風でフレームが折れていたテントを新品のテントに張りなおした。前回と同じコールマンの270x270のテントです。


テントを購入したついでにインナーマットも追加。


 これがなかなか良い。マット一枚で地面の冷たさを全く感じない。そしてテントを張り替えたついでにカーペットや毛布などの大物を全て洗濯。これでいつでも新年を迎えられる。完璧だ。

 猫のニャーは朝から出かけたまま帰りは夕方の日没後、どこで何をやっているのかはわからないが、模様替えしたテント内部に少々違和感を感じているようで、テントへ出だり入ったりで落ち着かないようである。それでも10分経てばポジションが決まったようである。
 
 今日は天気も良かった。遊び疲れてるのだろう。ご飯も食べずに寝てしまった。
 

 もう完全にテントに住み着いてしまった。こいつはネズミ捕りが得意のようだ、ここへきてすでに2匹のネズミをを仕留めているが、困るのはその度にドヤ顔で見せびらかしにテントに持ち帰ってくる。これはマジで頂けない。春になって暖かくなるとヘビとかも捕まえてきそうで嫌な予感しかしない。

 思い起こせばニャーが牛小屋に住み着いたのはフクが自分の餌をニャーに分け与えていたのきっかけだった。当時警戒心の強かったニャーは僕には一切懐く事無く、私の姿を見ればすぐに逃げてしまうほどであった。これがフクの不思議なところだったんだよなぁ。10年間一緒に過ごしたが最後までフクが怒った姿を僕は見たことがなかった。そうだよな野良猫がフクには懐くくらいだから、そこには何か特別なものがあったと考えるのが普通だ。そんなフクの忘れ形見がニャーである。


 テントへの出入りのために少しだけ入り口のチャックを開けてあげている。ここから自由に外と内へ行き来できる。暖かい寝床と空腹の心配のいらない出入り口だ。



 この出入口を自由に行き来するにはどうしても人間社会との共存のための代償が必要となる。それが右耳の先端のカットである。(詳しくはココを見てください)この行為をなんの罪もない猫たちへ背負わせるのは本来あるべき姿ではないのだろうが、10年20年30年先の未来への布石だと僕は理解した。

 猫の行動範囲は実験結果によれば100m程度のようだ。幸いなことに牛小屋の周囲半径200mに民家はない。糞尿で民家へ迷惑をかけることもないだろう。

2022年12月24日土曜日

テントに住み着いたニャー

  猫の世界にクリスマスを楽しむ習慣はないと思う。多分ないだろう。かりにあるとすればニャーのとっては最悪なイブになるはずだ。


 フクの代からお世話になっている獣医さん。朝9時に来てくれとのことだったんでニャーをケージに入れてやってきた。


 ミャーは激オコです。ひと月かけてやっとなついたのに、築いてきた信頼関係も振り出しに戻るような勢いで怒っています。そりゃーそうだよな。朝からいきなりゲージに押し込まれて、リヤカーに積まれ、着いた先が動物病院。ニャーニャーと唸っています。怒りは収まらないようです。

 イブの日に金玉をとります。去勢手術です。いろいろ考えたあげく、これがいいんじゃないかと判断しました。

 フクの時は避妊手術はやりませんでした。もしもの時には何とかできる自信があったからです。でもニャーはもともと身寄りのない自由な野良猫、いつ居なくなるかもわからないし、完全室内飼なんて考えてもいないし、まぁテントじゃ無理だよねってこと。人間様の勝手な言い分であることは百も千も万も承知していますが、金玉とらせてもらいます。

 麻酔が切れるのが午後4時くらいなのでそのころにお迎えにきてくださいとのこと。何となく複雑な気分だで動物病院を後にした。