2018年5月5日土曜日

烏(カラス)

大分の夜というか夜明けの頃、何処の繁華街に行っても見かけるのがゴミをあさるカラス達の居る風景であるが大分のカラスはちょっと違った。
まず余程食い物がいいのか丸々と肥っていて、毛艶も良く風切羽根も綺麗に整い嘴(クチバシ)に傷もなくシュンとしていた。熊本のカラスとは一味違うという印象なのだった。

カラスと言えば不吉な鳥の代表のようなイメージだが、それ以上に知能高い鳥のようです。



カラスの知能は人間で例えれば3~4歳の子供の知能に相当するそうで、このレベルは盲導犬にも起用されるラブラドールレトリバーと同等になり、行動生物学者たちはカラスの事を「羽をもった霊長類」とさえ呼ぶことがあるそうです。

そんな賢いカラスを飼ってみたいという願望は以前より持っていました。カラスの産卵の時期は丁度今頃、3月から7月にかけてです。カラスは電柱や樹木に巣作りをするので、ある程度捕獲しやすい巣に目ぼしを付けておいて孵化したヒナを獲ることも考えましたが、鳥獣保護管理法で守られているカラスを勝手に捕獲することはできませんし、日本では不吉な鳥の代表格であるカラスを飼うとなるとご近所さんの理解も得難いので今のところ断念しています。(笑
また「軒下の大家」としてはツバメの子育てを20年あまり見守ってきた経緯もあるので、集団行動をとるカラスを呼び寄せるような行為はできないですよね。

今日もツバメ達が騒いでいたのでベランダをのぞいてみたらカラスが一羽物干しに停まっていたので追っ払ったばかりです。
カラスは賢いので腹の足しにもならないツバメの卵を襲うことはありません。ヒナが孵り巣立ち間際に巣を襲いヒナを捕食するという肥らせて食うという効率の良い行動をとります。

親鳥が巣にいない間に念のため巣をのぞいてみたらヒナが3羽孵っていました。それとまだ孵化していない卵がひとつ。多分孵化したばかりでしょう。「軒下の大家」としては嬉しい限りなのですが、そのことを知ってか知らずかカラスの頃合い見の偵察だったのだと思うと去年のカラスに襲撃された悲劇を思い出す。

カラス対策を施さなければいけないが、安易にツバメの親鳥を刺激して育児放棄されても困るので、とりあえずフクにベランダに居てもいカラスが来たら追っ払ってもらうという思惑だが、どんな生き物にも友好的なフクに警備ができるのかは不安は残る。

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