2017年8月12日土曜日

フクの手柄

昨晩帰宅しシャワーを浴びベランダの椅子に座り涼み。いつもは椅子の横で寝そべるフクだが、今日は様子がおかしい。ベランダの隅で何かを鼻先で突いていいる。

何?と近づいてみると、そこには巣立ったばかりのツバメの子供が一羽。いつ巣から落ちたのか定かではないが、ベランダの隅でうずくまっていた。

夜だから視界が悪いのか巣に戻れないでいたようだ。椅子に登れば巣に手が届くので早速返してあげた。親鳥やら大きくなった子供たちで巣は満杯、軒下の大家とはいえ夜中に巣に近づけば一斉に逃げ出し迷子にになる子もいるのだはないかという不安もあったが、巣に返してあげたい気持ちが勝った。

予想に反して手の中の子供を巣に近づけてやると親鳥が手の中の子供を巣へと押し込むのだ。

すごいな。こんな時は人間の手を恐れないんだ。他のツバメ達も驚いて慌てる様子はない。

無事に子供を巣に返して一安心。椅子を元の位置に戻しフクをたくさん褒めてあげた。フクは優しい犬なのだ。

明朝何時ものごとくベランダの椅子に座り巣をのぞき込むと巣は空っぽ。子供たちはみんな遊びに出かけているようで、フクは昨晩子ツバメが居た所の匂いを尻尾を振り振り嗅いでいる。

子ツバメの飛び方ははまだまだぎこちない。親ツバメと比べると無駄に羽ばたきが多いしキレがない。毎日観察していると違いがわかるようになる。

子ツバメも初めて巣を飛び立つ時は勇気がいるのだろうか?夏のイベントでバンジージャンプを頑なに拒むわたしたちとはえらい違いだ。

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